携わらせていただいた全ての仕事の内容、その時々の企画・構成の意図は、今でも鮮明にご説明できるほどに、全て、思い入れたっぷりに設計・施工をさせていただきました。
その中から、いくつか印象に残った出来事を紹介させていただきます。
初めて当社のショールームにご来場いただいたお客様を、
すでに建てられたお客様の元へ、見学へご案内させていただいた時の出来事です。当初お客様は「広い家をつくりたい!」というご要望と、ご予算の都合で、できるだけ坪単価の低い家づくりを目指されておられました。
奥様と旦那様、おふたりでお宅拝見した時、奥様が
奥様「なんか気持ちいい!」
と、第一声を発されました。
私どもよりも、実際に住まれている方のご意見のほうが参考になるかと思い、私、宮武はあまり発言せず、黙ってご案内させていただきました。
奥様:この家に住まれてどれくらいですか?
お客様:大体1年くらいですね
奥様:どうして無垢の家を建てようと思ったんですか?
お客様:そうですね~、やっぱり何十年も住むわけですから、健康な家を建てたいと思ってですね。
奥様:へ~、一年経ってるのに、全然生活臭とか無いんですね。
お客様:そうなんですよ。この間お友達を焼肉に呼んだんですけどね、お友達のほうが『こんなキレイな家でやっちゃダメ』って言ってきました(笑)
奥様:あはは(笑)。 焼肉の匂い残りますからね(笑)
お客様:いや。2日も残らなかったですよ。(笑)
奥様:えっ?そうなんですか?

宮武:それはこの壁の効果ですね。珪藻土塗り壁と言って匂いや湿気を吸収してくれるんですよ。
奥様:へ~そんなのがあるんですね~。
お客様:結構匂いとか湿気ってストレスになるじゃないですか。それは嫌だったんですよね。
奥様:それは言えてますね。
お客様:長く住むってことは私も初めはなかなか意識できなかったところなんですけど、住んでみて思うのは、やっぱり健康な家づくりを目指してよかったってことですね。
奥様:私も今まで広い家がよくって、どんなところで調整しようかずっと考えてたんですけど、考えてみたら広さってほんとに要るのかな?って思ってます。
お客様:そうですよ。すごく広い土地でなくなくっても、周りの環境とか、吹き抜けとかで、すごく気持ちよくって快適な家になりますよ。
奥様:ありがとうございます。もう一度よく考え直してみます。
「とにかく広くしたい!」とお考えになられるお気持ち、すごくよくわかります。
しかし、やはり広くすればするほどコストが上がってきますので、そこからご予算に調整しようと思うと、『いくら広くてもくつろげない家』ができてしまうこともあるのです。
リビングの広さで、くつろげる空間をつくるのは単純に床面積を広げるだけが方法ではなく、吹き抜けをつくることで圧迫感の無い住空間をつくることができます。
だだっ広くリビングをとらなくとも、工夫次第で開放的な住空間をつくることはできるのです。




























